仮に、ハウスメーカーが屋根と外壁の延長保証50年と言っていたとしても、実際にその保証を受けるためには、その会社で100万円の再塗装工事が4回も必要となってきます。こうなると、これが保証なのかどうか、わからなくなります。よく考えてみると、家の持ち主が普通にお金を払って10年ごとに塗装工事をしているだけの話のようです。世間一般の「保証」とは違っていると考えた方がいいでしょう。では、なぜハウスメーカーは、「延長保証」などというものをつけるのでしょうか。そうです。これがハウスメーカーの営業方法なのです。まず、延長保証50年とすると、頑丈な家が建つような気がします。そして家を建てて10年後に「うちで工事をしないと保証が継続できない」という切り口で屋根や外壁の再塗装工事を受注する仕組みになっているのです。